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VOL.211 リフォームにおける空間活用術 ・古和箪笥=鏡台+収納編
(2009.12.17)
リフォームのときに、思い出の家具も
新しい生活でも、できれば使い続けたい。
でも、機能的には現在の生活に適しているとは言い難い。

そんな古い和箪笥を分割して、現在の生活に合った
二つの家具に再生してみました。
鉄製の飾り金具が綺麗な和箪笥は、
実は、奥様の嫁入り道具。
しかし、開いている部分の扉(引き違い戸)は外れ、
全体の歪みも修正が必要と分かり、
大きめの引出2段と、上の5段にまずカットして分割。

下の部分は、窓下の造作家具の引き出しとして
新たにビルト・インして収納にしております。
上の部分は、全体をシナランバーコアという、
芯入りのシナベニアで全体を包み込むことで
歪みを調整し、頂部に開閉できるふたを取り付けます。
このふたには、外れていた引き違いの扉を埋め込み、
その裏側に鏡を貼り付けます。
この扉の建具には、ソフトダウンステーという、
保持機能の高い金物を取り付けます。
全体を柿渋という柿の渋皮から抽出した自然塗料で
茶色の塗装を施して、新旧の木材の色を馴染ませます。
そして、そのふたを開けるて鏡をみる、鏡台へと変身。

温故知新。
古くて新しい出会い、思い出の家具が、
また奥様の日々の生活をサポートする二つの機能として
生まれ変わりました。
こうした再利用ができるのも、
昔の家具が持ち合わせているしっかりとした造りがあればこそ。
歴史つなぐデザインを考えてみられてはいかがでしょうか。






