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VOL.196 在来木造躯体の梁補強はさまざま。
(2008.11.12)
さて、リフォームプランによっては階段の位置が
変わる場合もあります。
特に、今回のような建坪9坪ともなりますと、
狭い空間を有効に使うためにも、
また、急な危ない階段をゆったりさせるためにも、
必要な処置となります。
この場合に、必ず発生するのが梁の掛け替え。
階段というものは、上下階を繋いでいますから、
2階の床が空いた空間で上がっていくことになるため、
この部分の梁は掛け替えることになります。

掛け替える梁は、強度の高い松材を使用して
羽子板ボルトを併用して留めつけます。
さらに、その写真の奧には赤い鉄骨が見えますが、
これは、リップみぞ形鋼という凹型の
軽量形鋼を2枚合わせにして
ボルトで留める合成梁としています。
ここは、管柱があった壁の所を撤去して、
その柱を合成梁のウェブ(高さ方向)に利用しています。

次は、2×4用の床根太210を3枚合わせにした
いわゆる枠組み壁工法用の梁して、
梁受け金物を介して取り付けた例。

1階の下屋下の梁補強には、
H型鋼の鉄骨を直角方向に渡してサポートしたもの。
これは、長手方向に補強すると
梁の成(高さ)が大きくなってしまうために
こうした処理をおこなっています。
鉄骨梁のところどころにリブのようなタテ材が見えますが、
これは、鉄骨梁の成が少ない分、
たわみが出ないように、スティフナーと呼ばれる
補強プレートを溶接しています。
このように、リフォームの場合は
解体するまで不明の部分がありますので、
当初の設計で想定していても、実際の構造の状況に応じて
より良い補強していくことが重要となります。






