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VOL.195 無筋基礎の耐震化プロセス。
(2008.10.23)

木造部分の耐震補強が決まりましたら、
お次は、肝心かなめの基礎。
古い住宅では、基礎自体が無い場合もありますが、
これは特殊として、基礎はあっても内部に鉄筋が無い場合。
これは、基礎とは言えません。

コンクリートは圧縮力に、鉄筋は引張力に対抗し、
お互いが一体となって初めて構造的な耐力を発揮します。
そこで、内部に新たに鉄筋の入った基礎を新設します。
今回は、外周部に新たな基礎を打ち増しして造る方式ではなく、
建物全体の床下をベタ基礎とし、
内部に造る新たな基礎と一体化する手法としています。
内部の基礎位置は、木造部分の構造計算によって出された
耐力壁、つまり筋交いの入った壁の下に造ります。

ベタ基礎は、D10の異形鉄筋を
タテヨコ250ピッチで配置し、厚さ150mmのコンクリートを打設します。
この時、大切なことは新しく造るベタ基礎と
周囲のコンクリート基礎を一体化するために
鉄筋配置に合わせて、既存の基礎に鉄筋を打ち込みます。

これは、ホールインアンカーと呼ばれ、
鉄筋の受けとなる筒をドリルで開けた穴に打ち込み、
そこへ鉄筋を挿入します。
これをベタ基礎の配筋と定着長さL=350ほどラップさせます。
定着長さとは、鉄筋を重ね合わせる長さで
これにより、一本の鉄筋をして耐力を発揮します。
また、ベタ基礎下には砕石厚100と
防湿フィルムを施工して、床下の湿気を完全にシャットアウトします。

ホールダウン金物と呼ばれる柱と基礎を繋ぎ止める金物は、
既存の無筋基礎には設置できませんので、
新設される基礎の部分に設置します。
このようにして、無筋基礎を補強していきます。







